日本の大学史

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私たち日本人の最大の長所は学びへの情熱です。特に1868年の明治維新以降は社会における教育の重要性が高まってきました。日本人のほぼ全員が高校を卒業しており、過半数が技術教育や大学教育を受けています。このように教育を重視してきたことが、今の日本の成功につながっているのです。

中世:

鎌倉時代と室町時代、日本の教育は戦国時代と深く結びついていました。武士と将軍が力をつけたことで、都市や地方の学校では宗教的な教えに加えて軍事的な技術の指導が行われるようになりました。

中世における武士への教育は美的感覚を重視した平安時代のそれとは異なっていました。火器の扱いや乗馬が取り入れられつつも、若い武士たちには正しい作法や自分たちの文化を理解することの重要性が引き続き説かれました。武士にとって、住居、大名の土地、近隣の寺などが学びの場でした。平民には開かれていない将軍や領主の元で教育を受けられる機会もありました。

近代:

日本の近代は江戸時代(1603年~1868年)にあたり、この時期日本は鎖国を行っており、世界から孤立していました。この鎖国により、日本は教育をはじめ独自の文化を発展させることに集中できました。

最上級の教育を受けられるのはエリート層のみでしたが、この時期にはかつての日本にはなかったような規模で一般市民にも教育が広まりました。江戸時代の末期には約40%の少年、約10%の少女たちが家庭以外の場所で教育を受けるようになっていました。 

西洋の2~3カ国の例外を除けば、当時日本の教育機会や識字率は世界の大半の国を上回っていた可能性が高いことが伺えます。

現代:

現代日本は王政復古の大号令が発せられた1868年が起点となっています。これは、調査航海を行っていた米国のマシュー・ペリー提督によって「開国」した15年後のことでした。実質的に200年以上孤立状態にあった日本は、西洋に追いつくために大規模な教育改革に乗り出しました。

第二次世界大戦前後に日本の教育制度は壊滅状態に陥ったということがあるとはいえ、明治時代から現代に至るまで、日本は前代未聞の教育的進歩を果たしてきました。

1868年に示された五箇条の御誓文は、同時代における教育の理想が示されました。強力な中央政府による教育の監督、江戸時代の様々な制度を新体制に統合するための指針などを示す内容でした。教育のあらゆるレベルで、西洋の学問への依存がありました。